すくいきれないもの

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     親と言うのは、少々過保護なものだ。
     
     それ自体は仕方が無い。だが、方向を間違えなければそれでも良い。
     
     良く言うことだが、甘えさせるのと甘やかすのは違うのである。甘えさせるのは、相手に要求を出させそれに対してレスポンスをする。あるいは条件付けをしてレスポンスをする事である。
     甘やかすのは相手が要求する前に必要になりそうな事を押し付ける事をいう。
     
     
     さて、時折、どうしても救いきれない者がいる。
     今日はそんな話である。
     
     で、大変よくある事なのだが、一人のDQNが入ってきた。
     もちろん、入ってくるときは普通である。むしろ大人しそうに振舞っていた。
     
     だが、入ってきた後の彼は、実にDQNらしく、己のDQN自慢をし始めるのである。こんなことをして追われただとか、こんな事をしてぶっ飛ばしてやっただとか・・・。
     
     保護監察中だとか。
     
     前にも出てきたが・・・保護監察を隠して入ってくるのは常識である。
     
     どっかに書いておきたいくらいである・・・。保護監察中でもちゃんと面倒見るから教えてって・・・。そんな事したら、一般の方が怖がって来なくなってしまうがな。
     
     とにかく、なかなかすばらしい。
     自動販売機から金を奪ろうとして、倒したところで捕まったという。
     
     
     まあ、とにかくとんでもないDQNであった。
     地元では名前を知らぬヤツは居ないという札付きの悪なのである。
     
     で、そいつがすぐ近くでタバコを吸っているところを私が現行犯で捕まえた。
     即刻指導である。
     
     具体的には1週間の謹慎+三者面談となる。
     
     その母親を交えた三者面談で、私は厳しく注意をし、二度とやらないと約束させ、金を払って通わせてくれている母親の気持ちを裏切った事を詫びさせた。

     そして、その翌日に、母親から電話があった。
     電話の内容としては以下の通りである。

    「あの子は、話を聞いていないようでちゃんと聞いているから、あんなに厳しく何度も注意しなくても大丈夫です。かわいそうじゃないですか!あの子も渋っていたのに、無理に私に謝らせなくても良いじゃないですか!私は別に、あの子に謝られたいと思ってたわけじゃないです。」
     
     そんなに厳しく言ったつもりもないし・・・。
     そりゃあ、目をそらして激しく貧乏ゆすりをしながら「ハイ・・・ハイハイ・・・」とか言ってたら何度か繰り返して言うであろう!

     あと、あの子に謝られたいと思ってたわけじゃないって・・・「ケジメ」ってやつであろうに。
     
     かなり、甘い親だと思っていたが、開いた口がふさがらないとはこの事だ。
     
     
     だが、それはまだ序の口だった。
     
     後日、彼はさらなる問題を起こす。
     彼とたまたま仲良くなった、ややDQNから、ある話を聞いたのである。彼は、行いこそ突っ張って見せているものの、非常に素直で優しい良い子であり、特段悪さはしない。その上、親に迷惑をかけたくないと言って、学費を返すために必死でバイトに励んでいた。
     
     毎月、十数万稼いでいる。
     
     それを言ったのがいけなかった。
     
     彼は「金貸してくれよ」と、せびるようになったのである。
     その、ややDQNの子のPSPを奪い取り、何度か投げるようなそぶりを見せたり、ちょっと落として見せたりしつつ「返してほしかったら5万貸してよ」と、言うのである。
     
     挙句の果て、地元では知らぬヤツはいないという、少年院送致になった事もある、本当の狂犬みたいな先輩の名までちらつかせるのである。
     「●●センパイにお前が金いっぱい持ってるって言っといたから」
     
     とか・・・。
     
     せびられたややDQNからの相談で発覚し、即座に私は彼を呼び出した。
     
     さすがの私も久々に言ってしまった。
    「いいかげんにしろよ?」
     
     と・・・。
     説教され始めると、落ち着きを失って激しく貧乏ゆすりしながら視線を逸らす彼。
     
     また同じく、母親を呼んで三者面談をするわけである。
     で、そこで注意をして二度とやらないように誓約書を書かせた上で・・・。
     次やったらここに居られなくなる事を説明した。あまりに悪質であるということで、けっこうなレアケースである。
     
     基本的に、タバコだとか、サボりだとかでは、追い出したりはしない。だが、たった一つのルールがある。それは、誰かを傷つけたり、誰かに迷惑をかける場合は容赦しない。
     
     あまりにも悪質だったので、面談の後さらに謹慎を言い渡した。
     
     そしたらまた、後日母親から電話があった。
    「でも、あの子はお金を借りたわけじゃないんでしょう?それに、借りたとしても返すつもりだったと思うんです」
     
     
     いったいどうなってしまうのか!?
     彼の運命は!!!
     
     あまりに長いので後半に続く。


    悪いやつの生態

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       はいこんにちは。レイホウさんの「DQN学のお時間です」
       
       今回は、彼らの生態について学びたいと思います。
       
       
       という、変なノリでスタートしてみた。
       ここに来る皆は、DQNについての知識はどの程度だろうか。
       
       まあ、たとえば彼らが公共の場所でどんなかは知っていると思う。
       
       では・・・彼らの住環境は?
       彼らの食生活は?
       
       どんなものなのか、今日はそれらについて、私が聞いたことを話そう。
       聞いたことといっても、誰から聞いたかというと、現役のDQNの子から聞いた、彼らの生活状況である。ちなみに、試験監察中の子なので、なかなかの高レベルであろう。
       
       
       まあ、私のところにけっこう筋金入りのDQNがおる。
       どれくらいかというと、まず・・・ヤクザ絡みの恐喝(実際は、美人局に近い)で、数十万をふんだくり、1ヶ月もたたないうちに使い切ったのである。
       
       しかもその後に、警察に捕まって1ヶ月ほど鑑別に行っておった。
      「なんで面会に来てくれんかったし」
       と、後に言われたが、知らん。突然音信不通になりおったのでムリである。
       
       で、その後、保護監察にするか、少年院送致にするかの試験監察期間になったわけである。
       
       それで・・・その娘から聞く彼氏の話がまたトンでもないのである。
       
       何が凄いって暴力。とにかく暴力である。
       ちょっとした事でキレる。暴力を振るう。
       
       一番意味わからなかったのは、電車で男の隣に座ったから・・・である。
       
       常識的な皆ならば、意味がわからんであろう。それが何か?という気がする。
       
       次の駅で降りて、人通りの少ないところに引きずり込まれて、殴られ、張り倒され、蹴り付けられ・・・痛々しい傷が体に残っておった。
       
       暴力ってレベルじゃないぞそれ・・・と、思わずにいられない。
       
       だが、別れるというと泣きながら謝ってきたりで、別れるに別れられないというのである。
       暴力を振るう側が明らかに精神が未熟である。
       どちらかというと、幼稚園児並みの精神性であろう。
       
       自分以外の存在を自我のある人間としてしっかりと認識していないのかもしれないし、場合によっては何らかの発達障害を抱えているかもしれない。

       さらに驚くべきことに、彼らはDQN仲間と一つの家に暮らしているという。
       なぜ!?と思うかもしれないが、あるとんでもないDQNが、家族の手に負えなくなったということで家から追い出されたらしいのである。で、当時ちょうど祖父が亡くなったか何かで、祖父の家があいていたので、そこに住むようになったらしい。
       
       で、そこにDQNが集まってきて・・・いつの間にか、そこはDQNハウスとなったわけである。恐ろしい限りだ。
       
       話で聞く限りだと、普通の一軒屋なのだが、そこに5・6人が住んでいるらしい。
       
       ちなみに、食べ物はコンビニで買ったりパクったりしてくるそうな・・・。
       
       ほかにも・・・
      「私が風邪引いて動けないときに、彼氏が仲間たちと一緒に風邪薬をパクってきてくれて超感動した」という話を聞かされた。
       
       それは、感動だろうか。
       
       で、その直後に熱で彼女が朦朧としているというのに、盛ってきたというのである。
       
       しかもその男、つけないという。
       つけないって何かというと、まあつけないのである。カトリックなのだろうか・・・。だとしても結婚してからであるな。
       
       まあ、そこらへんはDQN的な常識の部分なので仕方が無い。
       だからやつ等は繁殖速度が高い。
       
       彼女が熱でも、風邪でも、何でもとりあえずヤる。
       まさに野生の人間である。
       
       
       さて、さらにその家での生活がなかなか凄い・・・彼女と、その彼氏はやらないとの事だが、シンナーを吸っているようなのである。
       
       脳が溶けるね。
       
       彼氏もやらないと言っているらしいが・・・どうやらやっているらしい。
       
       さらに、そこのDQN友達の女と、その彼氏と一緒に車に乗っていたら、突然途中で二人が車の中でシンナーをやりだしたというのである。
       
       臭くてたまらんと思っていたら、どろーんとなった女が急に男と絡みだして、盛り始めたというのである。

       彼女は気を使って「ヤるんでしょ?出てようか?」と言って、車から降りてコンビニに行って立ち読みをしていたそうな。
       
       完全に人として終わっておる気がするな・・・。
       
       で、そうそう・・・その娘の彼氏の話に戻ろう。
       異常な独占欲で、家に帰ろうとするとキレるというのである。
       
       で、そのDQNハウスから出してもらえないという。
       
       お陰で、まともにウチに来る事ができずに、出席が危機的な状況でもあった。

       で、幸いにもその彼氏は、最近窃盗の現場を抑えられて、逃走に使っていた原チャリも盗品だったということで、めでたく「少年院送致」になったそうだ。
       二度目なので、1年は堅いそうだ。
       
       彼女のほうはと言うと、どちらかというと彼に巻き込まれていた所もあり、私がわざわざ・・・保護司に向けて一筆手紙をしたためたお陰もあり、試験監察が終了し、少年院送致にするかどうかの審判で、保護観察処分が決定された。
       
       最近はその暴力男が塀の向こうに行って、居ないお陰もあって、割とマトモに通ってきてくれているのがうれしい限りである。家にも帰れているようであるし、まあ良い事である。
      「シンナーで頭イカれた男と結婚する気なんてないし」と、割とドライである。
       
       学力自体は、知識が無いので低いが、頭自体は非常にキレるので(両親は割りと高学歴)、これから多くを学んでいけば、正しき道に進んでいけるのではないかと思っている。
       
       
       ほかにも、あげていたらキリがないので、色々なDQNについての話は、今後もいろいろとしていきたいと思う。
       
       願わくば、彼女が今後も安寧な生活を遅れますようお導きください。
       父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
       
       えいめんっ
       
       
       
       
       
       
       



      イジメの進化

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         ネットイジメという言葉がある。
         最近新たにできたイジメの種類である。
         
         さて、今回はイジメについて語りたいと思う。イジメによって人生をブチ壊されて、転がり込んでくる本当に可哀想な迷える子羊達も多いのである。
         
         で・・・イジメなんて、自力で乗り切って成長するものだと思っている人も少なくないだろう。
         そうして対人関係を学び、大人になっていくと思っている人がいても当たり前であると思う。
         
         確かに、昔はそれでよかった。だが今はそうではないのである。
         
         
         最大の理由は「ネット社会」にある。
         何でもネットを敵にする風潮があるが、実はイジメに関しては深刻な問題であると思っている。
         
         イジメは元来継続がやや難しいものであった。
         なぜならば、所詮は学校にいる間しか行えない行為だからである。
         
         そもそも、集団の維持、運営というのは難しいもので、造反者も出てくるし、興味の無いものも出てくる。そうして最終的には一部のコアメンバーしかイジメに参加しなくなり、飽きてしまえば消滅するし、あるいはイジメられている側が立ち向かって終わったりする事おもあったわけである。
         
         人間関係が、学校という時間的制約のある場所に限られていた為である。
         
         学校から帰れば、それぞれが別々にすごして、バラバラになっているため、誰かをイジメるという理念を平時にまで拡大徹底する事ができなかったわけである。
         しぶしぶイジメに参加しているような消極的な参加者が、学校外でリーダーによる拘束が無くなれば、イジメに参加する事は無い。
         
         また、イジメられる側も、帰ってしまえばイジメから開放されていた。少なくとも、心休まる場所があり、心休まる時間が得られていた。
         
         そこで英気を養い、戦いを挑む勇気を生み出し、あるいはイジメっ子の影響下に無い友人と連絡を取り合い、イジメの集団を突き崩すきっかけを生み出す事もできただろう。

         
         だが、現在では違うのである。
         
         たとえて言うならば、コミンフォルム(共産党情報局)に似ている。
         
         携帯により、メールやブログ、あるいはもっと簡易的に、リアルなどを使って、連絡を取り続ける事が可能なのである。
         イジメをする側の組織が、ネットを利用して相互監視的な組織として維持されうるのである。
         
         これは非常に厄介である。
         学校限りの人間関係であったからこそ、イジメ組織を巨大化させ、継続させるのは困難だった。
         
         だが、今の学生の人間関係というのは、学校にいる時間に限られないのである。
         家に居ても、町にいても、塾にいても、眠っていても。
         
         インターネットの見えない紐に縛られて、つながり続けているのである。
         互いにイジメの理念を確認しあい、造反を未然に防ぎ、裏切り者を晒し上げる。
         
         これによって組織が一定の規模を保ったまま、維持され続けるのである。

         また、たちの悪い事に、ネットを利用して連絡を取り合うことで、教師の目をごまかす事もできる。

         
         さらに、イジメられる側はさらに過酷である。
         学校限りの人間関係であり、学校限りのイジメだったはずが、彼らは逃げることもままならない。
         
         常に、ブログに悪口をかかれ、友人同士もメールで悪口を言い合い・・・。
         見たくないと思いつつも、自分が何を言われているか不安で、その自分をののしるブログを見てしまう。そして、イジメによって心を病んでいく。
         
         見ないなら見ないで不安で仕方が無い。
         いうなれば24時間、寝ても醒めてもイジメられ続けている状況であり、逃げ場が無いのである。
         
         ネットを即座に悪者にするつもりはないが、子供には過ぎた玩具であることは間違いない。
         しっかりとした教育と取り締まりをしていかない限り、イジメを苦に自殺をするような子供も増え続けていくであろう。
         
         もう、かつてイメージしていたような、ガキ大将による暴力のようなイジメのイメージからは脱却しなければならないのである。
         
         



         子供から、きらめきと、遊戯的な喧嘩がついに奪い取られてしまった。
         ジャイアンや、スネオやのび太が、互いに拳や言葉をぶつけ合い、対立の果てに互いを理解する。そんなことはもう無くなった。
         これからのイジメっ子は、安全で静かで、物憂い自室にいて、ネットの情報に取り囲まれて座る。何十人という同級生達が、ネットの力によってイジメに賛同させられ、協力させられる。
         これから先に起こるイジメは、学校外や、家や、休日でも行われることになるだろう。やがてそれぞれ子供達は、大規模で、限界のない、一度発動されたら制御不可能となるようなイジメのシステムを生み出すことになる。
         
         
         ウィンストン・チャーチルの言葉から改変させてもらった。
         
         もし、本当にネットを介したイジメで困っておる人や、あるいは困っている友人が居る場合は、対策してくれるところもあるので、こちらまで連絡されたい。
         
         
         
         イジメで失われる命が無くなるよう
         父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
         
         えいめんっ
         


        その気持ちは判るよ

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           たまには明るい話をしよう。
           
           一時期、とても可愛い子がいた。
           正直なところ、可愛いと言う枠を超えていた。あまり強調してもウソ臭いのだが、とにかく顔が整っている。美人であり可愛くもあり、なおかつ性格が明るくて素直なのである。
           
           性格と外見の総合評価で言えば、私が知りうるなかでベスト3に入る凄い娘である。
           
           芸能人にだってなれるんじゃないかというレベルである。
           
           で、その父親が凄かった。
           
           
           進路相談をする保護者面談の日にそれは起きた。
           
           本当は、母親が来るはずだったのに、母親が家を出る小一時間前に、父親が立ち上がったと言う。
           「俺が行く・・・」
           寡黙な父親は、それだけを告げて家を出たという。
           後日に母親から聞いたのだが、この日の為に・・・事前に予定を調整して有給までとっていたというから驚きである。
           
           父親としては計算ずくの行動だったのである。
           
           で、その娘が私の担当だったわけである。
           
           
           話と違う・・・母親が来るはずなのに、なぜか父親が来たことに緊張を隠しえない私。
           なんで平日なのに居るんだよ・・・。確か某有名証券会社の部長とかだったはずである。そんな人がなんで平日の真昼間に来てるんだよ!と、若干動揺してしまった。

           そして、面談が始まる。
           
           
           まあ、私は無難に模試の結果だの、彼女の志望だのを説明しながら、今はこういうところを受けようと考えているんですよと説明をする。
           
          「先生。そこは共学ですか?」
           
           
           は?
           what?
           
           質問の意味が一瞬では理解できなかった。
           
           そして、父親は私に要求をし始めた。
           
          「私としては、娘を通わせるならば、女子大か短大にしたい」
           と、言うのである。
           
           
           心理学志望なので、短大はあり得ない。
           女子大も近場で心理学系の女子大は無い。

          「お願いします先生。どうか、あの子が女子大か短大に行くように指導してやってください」
           
           あ、頭下げないで・・・そんな事頼まれても超困るのだ・・・。
           
           いや、判る。判るともさ。
           娘があまりにも可愛いので心配で心配で心配すぎて、女子大か短大にしか行かせたくないというのであろう。
           
           
           娘のバイト先も、自分の知り合いがやっているレストラン(しかも家から徒歩数分)にさせるくらいの徹底ぶりであるから、本当に目だろうと鼻だろうと体中のあらゆる穴という穴に突っ込んでも痛くないくらい溺愛しているであろう事はわかる。
           
           バイトが終わったら直帰以外許さず、バイトの無い日の門限は7時という有様であるから、相当溺愛しておるのであろう。
           
           私も、あんなにハイクオリティな娘さんが、どこぞの馬の骨とも知れぬ男とくっつくのは看過できないと思うくらいである。
           
           
           まあ、その場は父親の異様な雰囲気に呑まれて、反論できなかった私である。
           
           
           
           で・・・結局。
           後日、その面談内容がバレた。(どうやら奥さんが不審に思って彼を尋問したらしい)
           
           哀れなことに奥さんからも散々叱られて・・・その上、娘が一時的に口を聞いてくれなくなり(今まではとても仲良し父娘だったのに)、父親は妻と娘に謝り、その上で私に電話をしてきた。

          「娘の意思を尊重してやってください。申し訳ない」
           
           というわけで、その後は普通の進路指導をしたわけである。
           
           が、元々女子大で、最近共学になった男女比が2:8くらいの大学に送り込んだ私は甘かっただろうか。
           
           なんだか、あの父親の気持ちがわかってしまったのである・・・。
           
           願わくば、大学できちんと勉強していますよう。また、変な虫がついていないよう・・・
           父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。

           
           えいめんっ
           


          共謀共同正犯

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             割と以前の話である。
             とある迷える子羊がやってきた。
             
             彼は顔に痛々しいガーゼを当てており、「交通事故に遭って、休んでいる間に欠席日数がかさみ、勉強についていけなくなったので・・・」と母親は説明していた。
             
             彼は神妙な様子で、アゴの骨にはまだプレートが入っているとかで、なかなか痛そうだった。
             
             簡単な面接と作文による選考の結果(よほどのことが無い限り合格)、我々のところでお預かりする事になったのである。

             
             さて、まあ・・・ここまでは良いであろう。
             
             私の担当となって、私の華麗かつ巧みな話術によって、彼はだんだんと私に心を開くようになってきたわけである。色々話してくれるようになったのである。
             
             母親は入試のときにこう行っていた。
             「車に轢かれた」と。
             
             だが、どうやら彼の言う状況が若干食い違っている。また、授業もサボりが多く、交通事故でついていけなくなっちゃっただけで、ここで心機一転頑張りたい!大学に行きます!という意思はあまり見られない。
             
             で、どう食い違っているかというと・・・「原チャリに乗っていて、車に轢かれた」
             との事なのである。
             
             
             え?・・・まあ、車に轢かれたのには違いないが・・・。
             
             その数ヶ月後、今度は彼とその友人を交えて雑談していたとき、不意に事故の話になった。
            「友達と原チャリに2ケツしていて車に轢かれた。その友達も退学になった・・・と」
             
             え?え?え?
             それ聞いてない。
             
             さらに追求すると自己状況は以下のようだったらしい。
             
             友人と原チャリにノーヘルで2ケツして、蛇行していたら、ハイエースの前に飛び出してしまって轢かれて退学になった。
             ちなみに保護監察のオマケつき。
             
             
             おい・・・何だその、数え役満みたいな状況は。

             これにはたまげたものである。
             
             子供を、何とか卒業させたいという親心だったのだろうか。
             だとしても筋違いではないだろうか。
             
             すべての事実をつまびらかにした上で、涙ながらに頼み込む姿を見せる事が大事ではなかっただろうか。その姿を見て、子供は自分が親にまで迷惑をかけてしまった事を思い知り、また親が自分の為にそこまでしてくれたということを忘れはしないだろう。
             
             それを、安易な嘘で乗り切ってしまっては・・・。
             しかも、面接の前に親は彼にこう言っていたそうな。「余計なことは言わず黙っておきなさい」
             
             自分で言うのもなんだが、私のすばらしい指導のたまもので、今は大学に進んでくれたものの・・・きっとあの日親がついた嘘を、彼は忘れないだろう。
             
             彼が嘘で世の中を乗り切ろうとする人間にならないよう
             父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
             
             えいめんっ


            娘の前くらいでは格好良い父でいてやってほしいんだけどね

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               おめでた。という言葉がある。
               そういえば、ドラクエ5でも出てくるな。妻が倒れて、心配する主人公。そんな主人公に「おめでたですよ」と家来か何かが言っておった気がする。
               
               で・・・何かというと、おめでたになる者が多いのである。
               今日は、そんな一例を紹介したいと思う。
               
               こんな迷える子羊が居た。
               1年目・・・実は私は顔を見たことが年末まで無かった。ほかの同僚のクラスだったのであるが、ほとんど来なかったのである。同僚はしょっちゅう電話をして来るように言っておった。
               
               初めて来た時は驚いた。
               基本的には非常に見目麗しい、美人といって良い部類に入る娘だった。
               髪の毛が全部金色で、カラコンを入れていたし、つけまつげもかなり派手なのをつけていた。(具体的に言うと、まつげの上に銀色のホイルみたいなのが乗ってるヤツ)
               しかも、ここをどこだと思っている!と思うほどに、胸がばーんと出た服装なのである。
               お前はキャバ嬢か!っていう格好である。
               あ、金髪は当然盛ってある。
               
               ちなみに、最近は慣れてしまってこの程度のレベルであると「あ、ちょっと派手な子だね」と思う。
               ただの金髪なら普通、かなり明るめの茶色でも地味だと感じる。麻痺しておる。
               
               で、翌年も殆ど来なかったのだが、後半戦何とか来させて頑張って、それなりに単位を修得したものの、さすがに足りずに半年卒業が延びる事となった。
               
               そして、そのとき事件が起きた。
               前にも話が出てきたが、年に一度泊りがけで体験学習に行かねばならんのである。これは絶対である。
               
               で、留年が決まった段階で・・・「どうやら妊娠している」という事が発覚した。
               ちなみに、責任が取れないので、妊娠していると連れて行けない。(もっとも、それはこちらの管理上の都合なので、妊娠で連れて行かない場合、ほかの方法もあるのだが、公には言っていない)
               
               ちなみに、その年・・・その子の担当だった同僚は「辞めた」
               
               過酷な職場であるからな。元々、私と違って繊細な人であったので仕方が無い。
               
               で、その爆弾みたいのが私のところに回ってきたのである。・・・・・ジーザス。
               
               そこで、父親を交えての三者面談である。
               父「うちの娘は妊娠なんかしていない」
               娘「あ、なんか妊娠って間違いだったかも」
               
               一番困ったタイプである。
               私がどれだけ追求しても・・・妊娠していないの一点張りである。
               
               それが娘のためになるとでも?親として、子の前では誠実な姿を見せるべきではないのだろうか。
               
               で、結局妊娠していないとの事になったが、周囲の親しい友人からも、あの子は妊娠しているという情報も入ってくるし・・・。
               
               ほかの子を妊娠を理由に参加を差し止めている事もあって、何であの子だけ?という雰囲気になってしまって非常にまずい。
               
               妊娠はほぼ確定のようだし、さすがに行かせるのはマズいと思い、父親に電話。
               
               安全を考えて、娘さんの身の為を考えて、決してそれで即卒業できないとかそういうわけじゃないからと、説得をすること十数分。

              「私がどうかしていました・・・。申し訳ない。娘は妊娠しています」と、白状した。
               
               最初からそう言ってもらいたいところである。
               何かあってからでは遅いのだから。
               
               結局、彼女の頑張りもあって、特別対応をして何とか送り出したわけだが・・・。
               
               
               結婚して、子供を生んだ彼女は、子供にとても素敵な名前をつけた。
               といっても、ここに書いたらマズイので、どんな名前か同じ類型のものを書いておこう。

              字  : 武道家
              読み: モンク

               つまり、山田武道家(やまだもんく)くん
               
               みたいな名前である。まあ、勝手に考えてくれ。思いついても書いたらダメである。
               
               ス テ キ ナ オ ナ マ エ デ ス ネ(棒読み)
               
               一体、子供に何を願って名づけたんだろう。いまだに謎である。
               将来頑張って、バス勲爵子とか、ガーター勲爵子とかになれると名前負けしなくて良いが・・・。
               乃木大将や、桂太郎も受勲しているので、ムリではなかろう。

               
               世間で言われるDQNネームというやつだが・・・
               私が思うに、このDQNネームという傾向。親が子供に願いや思いを託して名を付けるのではなく、自分の所有するペットのように自分好みの、栄える名前を付けるようになってきているという事だと思う。
               
               つまり、未熟な親が多いのであろうな・・・。
               親が子に与えるものの中で、子供が一生付き合っていくであろうものなのに、どうして・・・と、思ってしまう。
               
               まあ、森鴎外とかも居るので・・・一概にどうとも言えぬが。
               
               名は体をあらわすと言いますが、いかなる名であろうとも、良き子に育ちますように
               父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
               えいめんっ

              とある田舎の傾奇者(リーゼント)

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                 今日の話・・・3年くらい前に日記で書いた事があるかもしれぬ。
                 ので、下にもう一つ記事を投稿しておいた。

                 さて、我々の教会は日本中にある。
                 その一つ、TY県のお話である。
                 
                 私が彼らを見かけたのは、2泊3日の行事の際である。これは、我々のところに来ている迷える子羊達が年に一度は必ず行かねばならない行事である。
                 
                 複数の地域のところがいくつか合同でやるので他の地域の連中を見る良い機会である。
                 
                 このTY県の連中がなかなか凄いのである。
                 リーゼントに鬼ゾリ、アイパーなど・・・いつの時代だよそれ?という連中がそろっている。
                 
                 まあ、確かにTY県は土地柄かなりの田舎であり、暴走族とか多いみたいではあるのだが・・・。
                 
                 しかも・・・参ったことに、人数の関係上、私の引率する班に、そのTY県の傾奇者が2名だけ、入る事になったのである。
                 
                 私の班は、どちらかというと、日ごろから大人しい連中が多かった。(オタクやひきこもり経験者等)
                 で・・・よそ者2名を交えて、体験学習とかをするのである。
                 
                 リーゼントに鬼ゾリ、そしてアイパーがオタクに混じって・・・紙すき。ソバ打ち・・・。
                 真面目にやらないのを注意すると私に対して「あん?」とか言ってメンチ切ってくるのである。
                 
                 6年前の私だったら、間違いなく貴様らをクギヴァット様でフルボッコにして浄化してやった上で、高らかに哄笑して勝ち誇る妄想をしているところだったぞ。命拾いをしたな・・・貴様ら。

                 まあ、そんな連中と一緒なので。ぜんぜん楽しめぬ!ソバ打ち。紙すき。 
                 
                 この2泊3日の行事の最終日にそれは起きた。
                 
                 
                 「閉校式」というのがあるのである。
                 彼らの微妙な考えなりに、何か思うところがあったのであろう
                 
                 このTY県の傾奇者たちは、何故か・・・正装をしてきたのである。
                 
                 具体的に言うと、短ランにボンタン。
                 中には、白の短ランのヤツもいた。
                 
                 
                 こ こ は 昭 和 デ ス カ ・ ・ ・ 。
                 
                 入ってくる彼らを見て思わず「ぶっ・・・ぼふっ・・・」笑いをこらえるのに必死な私。
                 
                 百八式・闇払いとかしてくれそうだな・・・おい。
                 
                 
                 そして悲劇は起こった。
                 あまりのものめずらしさに、写メをとってしまったヤツがいたのである。
                 
                 ぴろりろり〜ん♪
                 
                 響き渡る撮影音。
                 
                 「何撮っとんじゃぁ!」
                 ドスの利いた声が響き渡る。
                 
                 何って天然記念物だよ。お前だよお前。
                 
                 そして乱闘になりそうになるのを必死で止める私たち・・・。
                 
                 まあ、その場は何とかなったのだが、いざ帰る段になって、それぞれのバスに分乗したら、先ほどの天然記念物が乗り込んできたのである。

                「オルァ!てめぇ、ちょっとバス降りてこいや!」
                 乗り込んでくる彼に一番近かったのは私。
                 
                 やるしかない・・・止めるしかないのである。私がそれを止める役割だ。

                「おい!何やってんだこら!」と、怒声をあげ、押し返す私。
                 暴れる天然記念物。
                 
                 見ればバスの周囲を、天然記念物の仲間数名が取り囲んでおり、それをバスに戻そうと注意をしている者も居る。
                 
                「いいから降りろ!コラ!」
                 押し戻す私。
                 
                 応援も駆けつけ、半ば強引に引きずり出されながら、彼は写真を撮った相手に向かい、こう言った。
                「おい、覚えておけよ。あ?●●●(帰りに立ち寄る見学予定地)でケリつけんからな」
                 
                 そしてバスから降りる彼。
                 無事にバスに乗り、発射する3台のバス。
                 そのうち、TY県の連中のバスだけ、予定を変更して別の方向に進み始めましたとさ・・・。
                 めでたしめでたし。
                 
                 
                 
                 TY県民には悪いが・・・どういう土地であろうか・・・。あそこ。
                 
                 彼らが自らの行いを冷静に見られるようになりますよう
                 父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。

                 えいめんっ


                荒ぶるキュアムーンライト

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                  荒ぶるキュアムーンライト

                   勤労感謝の日なので、久々に創作活動に励んでみた。
                   ポケモンばかりやっておっても、鈍ってしまうからな。
                   なかなか楽しかった。
                   
                   それはそうと、高校生にもなってプリキュアというのは過酷であるな。

                   めったにつかってくれない必殺技。ムーンライトリフレクションである。
                   この技、とても強そうなうえに格好良いのに・・・。
                   ヘルシング風ギザギザ影は憧れるんだけど、なかなか上手に使えない・・・。
                   
                   明日は、ドリフターズ(漫画)を買いに行おう・・・。

                  世界でもっとも古い職業

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                     さて・・・今回は何を話そうかと思ったが、こんなすごい迷える子羊がおりました!というのを紹介したい。
                     
                    ●内部要因と外部要因の相乗効果。
                     広汎性発達障害、他動性注意欠損これらの言葉を知っているだろうか。
                     広汎性発達障害は、特定の機能に障害があるのではなく、全般的に発達に問題が見られる状態である。やや語弊のある言い方だが、社会のルール、倫理観、コミュニケーション能力、人の気持ち、暗黙の了解、こういったものが理解できない場合が多い。
                     他動性注意欠損(欠陥だったが、壊れているみたいなので、欠損のが良いらしい)のほうは、愛子さまの件で有名になったかもしれないが、じっと一つの事に集中していられなかったり、物忘れが酷かったりするものである。

                    ※ちなみに広汎性発達障害についてwikiなどで見ると、高機能自閉症などの話が出てくるが、これを読む人に知っておいてもらいたい事がある。それは自閉症等の発達障害は、スペクトラム(連続体)として捉える事が重要であり、こういう場合は病気!というものではなく、誰しも一定程度の自閉傾向は持っているものだと理解しておいてほしいということである。

                     ちなみに私も、別に診断は受けていないのだが、私は非常にうっかりものであり、物忘れや忘れ物が多い。おそらく、注意欠損のケがあるのではないかと自分で思っておる。
                     
                     さて、その二つを持っている迷える子羊がやってきた。
                     ちなみに、学力は非常に高い。理解力が高く、数学、英語、国語、社会など全体的に高水準である。英語に関しては、会話能力もそれなりに備わっている。
                     
                     だが、致命的に倫理観が無い。
                     
                     まず・・・彼女はデ●●ルで働いていた。最近ヤンジャンにも載っているお仕事であるな。
                     言っておくが未成年である。
                     今・・・「そのすばらしい店を教えてくれ!」と思ったヤツはもげろ。腐り落ちるが良い。
                     最近こんなところで働いていると教えてくれるあたり、まったく善悪の判断がついていない。
                     
                     まあ、何とかどこかに通報して何とかかんとかできないものかと思ったのだが。
                     背後にヤ●●がおるのでな・・・厳しく指導する程度しかできんわけである。しかられても、何が悪かったのかいまひとつ理解していないのである。
                     「だって、人に迷惑をかけてない」と、言われると何と返せば良いかは難しいところである。
                     法律論は人の心には響かないので論外であるし・・・。
                     
                     自分を大切にしなさいとか、そういう切り口にならざるを得ないのである。
                     
                     さて、まあ、それは良いとして、それからしばらくして、彼女は勉強を終えると、大急ぎで帰っていくところだった「彼氏が下で待ってるから!」
                     微笑ましい事である。
                     彼氏ができたことで、きっと、世界で一番古い仕事の一つからも手を引いたのであろうと、若干安堵した私がばかである。
                     
                     たまたま、飲み物を自販機で買う為に外に出たら、でっかいフルスモークのベントレーがとまっていた。
                     
                     で、若い男が彼女を待っていたのである。
                     明らかにカタギではない。
                     
                    「彼氏?」
                     私はつとめて冷静に聞いた。

                    「違うよー、そいつは運転手」
                     
                     彼女が指を刺した後部座席には、スーツを着た男が鎮座していたのである。
                     マジかよ・・・。
                     
                     しかも彼は窓を開けてにこやかに、さわやかに笑ってこう言った。
                    「あ、いつもこいつがお世話になってます」
                     そして、頭を下げるのである。
                     
                     車に乗り込み、去っていく彼らを私はただ見ていた。
                     
                     
                     彼女が全面的に悪いという事は無いと思うのだ。
                     素直な人間であるし、善悪の判断のつかない、真っ白な存在だったのだろう。
                     もともともって生まれた資質は仕方が無い。誰が悪かったとも言いようがないし、何かを非難しても始まらない。だが、彼女が囲まれた、あるいは自ら足を踏み込んだ世界が、善悪を理解しない彼女を黒く染め上げてしまったのかもしれない。
                     
                     願わくば彼女が幸せにならん事を
                     父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
                     
                     

                     


                    そのうち考えることをやめた

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                       さて、第二回目は私の職場のヤバさを教えるため、うちにやってくる迷える子羊達が「どれくらい勉強ができないのか!」について語りたい。
                       基本的には、以下のような種類の子羊たちがいる。
                      ・DQN型
                      ・ひきこもってたけど今から頑張ってみるよ型
                      ・不登校だったよ型
                      ・発達障害型
                      ・コミュニケーション能力に問題があるよ型
                      ・いじめられて仕方なく来たよ型
                      ・人間関係が上手くいかなくて来たよ型
                      とまあ、ほかにも細かくあげていけばキリがないが、大まかにはこんな感じである。

                       これらのうち、・DQN型・ひきこもってたけど今から頑張ってみるよ型・不登校だったよ型については、深刻な学力不足がある場合が多い。

                      底辺校のコピペとして有名なものに、以下のようなものがある。
                      京都の最底辺高校 南京高校の入試問題
                      第一問(社会) 次のうちから日本人を選べ。
                      1.小泉首相 2.ブッシュ大統領 3.ハリー・ポッター

                      第二問(化学) 炭素が完全燃焼すると何という物質になるか?
                      1.二酸化炭素 2.二酸化炭素 3.二酸化炭素

                      第三問(数学) あなたは二次方程式を解くことができるか?
                      1.できる 2.できない

                      第四問(国語) あなたの名前を漢字で書きなさい。

                      第五問(歴史) 徳川家康とは何か?
                      1.犬  2.人間  3.鳥

                      第六問(英語) How are you?
                      1.I'm fine  2.I'm tired  3.I'm hungry


                       入試があるだけ幸せである。我々は、基本的には面接しかしない・・・。なので、学力の低さたるやマリアナ海溝の如き深さなのである。

                       まず、英語。小文字が読めないヤツがいる。
                       大文字はかろうじて判るのであるが、小文字を覚えていないので、そもそも読めないのである。
                       よく居るレベルである。be動詞らへんで躓いているのは常識。三人称単数現在形のsが使いこなせると「おお!英語できるじゃん!」と、私自ら誉めてつかわすレベルである。
                       普通の人なら、そのレベルで誉められたらバカにされていると思ってキレる。

                       数学・・・ができる場合は稀である。
                       分数の割り算ができないとか常識である。おいおい、それじゃあ数学理解できないじゃないか?と思う人もご安心あれ。実は、この国は数学なんかできなくとも大丈夫なようになっているのである。
                       
                       ちなみに、知っておるだろうか。
                       指導要領にも書いてあるのだが、数学Iは必修科目ではない。厳密には選択必修科目と言い、代わりになる科目があるのである。

                       それが「数学基礎」という科目である。これをとれば、数学の必修を満たした事になるのである。
                       普通の生活をしてきた人ならば、お目にかかる事は無い科目である。
                       NHK高校講座にもあったので、ヒマな人は見てみるとよい。
                      http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/suugakukiso/archive/chapter012.html
                       
                       あみだくじの理論という回である。
                       あみだくじを学ぶのである。冗談ではない。あみだくじである。アホかと問われればアホですと言わざるを得ない。小学生向けでも中学生向けでも無いのである。間違いなく、高等学校数学基礎である。基本的に、xとかyとか殆ど出てこない。方程式とかも1時間分程度しか無い上に、ほんの入り口レベルである。正直、中学以下である。

                       そ れ で も わ か ら な い 子 羊 が 居 る の だ 。
                       
                       我々はこう言う「そうだよね、複雑で難しいから仕方ないよね・・・。よし、じゃあちょっと一緒に考えてみようか」
                       これはもう、基礎力が身についていないとか、そういうレベルの問題ではない。
                       人間の考える力というのは、長い間勉強をしていないと間違いなく底なしに衰えるのだと思う。あるいは、考える力がそもそも身についていないのであろう。
                       
                       皆が16・7歳だった頃を思い出してほしい。
                       1時間、あみだくじについて学ばされたらどうなるだろうか・・・。バカらしく思うであろう。だが、それすらも難しいと感じてしまう程に、考える力が衰えてしまう人も少なくないのである。
                       
                       先日何かの番組で、中学の成績がオール1だったフリーターの少女が出ておって、学力テストをやらされておった。酷い点数を皆で笑っていたが、私は「お、けっこう解けてるではないか」という感想を持った。
                       中学から直接来る子羊達の成績表でオール1以外見たことが無い。大変見慣れた感じの成績表であった。
                       
                       
                       最後に言っておくが、こうした状況に追い込まれた迷える子羊達にはそれなりの事情があるわけである。
                       もちろん、自身の性向による内部的な要因もあるだろうが、外部要因によって今まで勉強をしてこられなかった面も大きいのである。
                       彼らをバカにするつもりがあって言っているのではない事をここに記しておく。
                       
                       ベビーブームの時代ならば、多少の落ちこぼれがいても、自分の責任として切り捨てても問題なかったかもしれない。
                       だが、これからは少子高齢の時代である。
                       こういう存在に目を瞑っていてはいかんとも思う。一人ひとりの人口を無駄にしない教育が大事であるとおもう。もちろん、ゆとり教育などは愚の骨頂だが・・・教育は国家百年の計であるからして、こうした陰の部分からも目をそらしてはいけないと思う。
                       
                       願わくば、彼らが自ら考える力と、自信を取り戻す事ができますよう。
                       父と子と聖霊の御名においてお祈り申し上げます。
                       えいめんっ
                       
                       



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